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先週末の米雇用統計が市場予想よりも良好な内容であったことを受けて、米中長期金利が反発し、ドル/円相場も90円台を回復した。悪天候の影響が懸念されていたにも関わらず大幅な雇用減少にならなかったことで、「そもそも年初1、2月の指標悪化は一時的なものだった」との見方が確認され、ドルの下落リスクを低下させる要因になりそうだ。
ただし、住宅販売などは予想比で弱い面も散見されており、今週発表される小売りなどの指標についても引き続き強弱両方向への警戒が必要な状況といえる。
ドル円は直近高値である92円方向へジリ高の可能性が高いが、一方向とはなりにくいだろう。ユーロについては、ギリシャ問題が小康状態の中で大幅に積み上げられていたショートポジションの巻き戻しが入りやすく、良好な米雇用統計後のドル高ユーロ安も一時的にとどまっており、目先は下がりにくくなっている。ユーロ円は直近高値である125円近辺では為替予約が遅れがちとみられる国内輸出企業のユーロ売りが持ち込まれやすく、上値も重い展開となりそうだ。
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山本雅文
バークレイズ銀行
チーフFXストラテジスト。
日本銀行で10年にわたり、
日本・欧州における
重要な為替取引および調査に従事。
ロイヤルバンク・オブ・スコットランドの
FXストラテジストを経て現職
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